I ❤️ cello

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スズキブック3(10)アレグロ モデラート - バッハ

この曲は 1音ずつ はっきり出して 
4分音符(crotchet)のところでは、ベルが鳴るかのように響かせるので
左指を弓より一瞬早く しっかり 押さえる そこを練習しました。


その動作を続ける筋力が弱いこともあるのでしょう 
以前も何度か指摘されましたが、できていません。
ピアノなら いつもフォルテで弾く! みたいな
強弱の調整は右手の弓なので 左はいつもフォルテなんですが
Pの部分は押さえも弱くなっていたかも


自信がないので 押さえが緩めになっていることもあるようで
もっとしっかり ガシッと 動物が獲物を押さえるみたいに と言われます。


それを言うと 


先生:自信がないのはわかりますよ。私も長い間自信が持てませんでした。
ある時 自信がないとかあるとか関係なく そういう弾き方をするものだ
と言われ ああそうなんだ と気持ちが変わりました。


それを聞いて なるほど それだ! と思いました。
自信を持つのは難しいので、弾き方としてそうする
それならできそうな気がします。


コミュニティオケで 大きな音を出すことは勇気がいるものですが
そういう演奏をするようになると わりと平気で出せるようになりました。
自信がない箇所は弾かないことにして そこをなんとなく弱い音で
ひょろひょろ弾くようなことはなくなりました。


かなり細かい指導を受けて
それができたら パーフェクト でしょう。
(それは来年かなあ)


先生:この曲はあと1週間で終わりですかね 次の準備にいきましょう


私:この曲がブックの最後なので 次はどの本を用意したらいいですか?
ブック3はチャレンジ続きで 楽譜通りに弾くのが精一杯で、
もっとイントネーションやアーティキュレーションにフォーカスしたいです。


先生はしばし考え
では ある本をやりましょう 
その中には簡単だと思う曲もありますが、学ぶところはありますからね


帰宅したら その本のタイトルのメールが入っていて
Solos for Young Cellists Volume 1


そのシリーズは8まであるのですが
1って エントリーレベルじゃない!
えーーそこまで戻るの?
今までの時間と努力が泡となり消えたような(大袈裟ですが;)
ちょっと ガーン という気持ちになりました



私は海外でくもん教室を運営していたことがあり
(知人が引っ越しになり その教室を引き継ぐことになりました)
日本人と現地の生徒さんを受け持っていました。


くもんでは ちょっと引っかかると少しレベルを戻し
難なくスラスラ進んでいけるようなプログラムを講師が生徒個人のレベルに合わせて
ワークシートを毎回用意していくことで、進んでいけるようになっています。


小学校高学年の生徒さんに 足し算からスタートするのはあれでしたが
始める前の個人面談で 本人と親御さんに説明し納得していただきます。
スラスラできるところからスタートして 本人にやる気があり
親御さんのサポートがあると どんどん伸びていく子を何人も見ました。


日本人の生徒さんは皆さん優秀で 学年より進んでいましたが、
現地の生徒さんは 落ちこぼれ 算数苦手 
そういう生徒さんばかりで、数ヶ月すると急に伸びていき
本人に自信がつき 他の科目にもいい影響が出たり 親御さんには感謝され
やりがいを感じた仕事でした。


今の私の状態は、
掛け算割り算あたりでちょっともたついてきた
足し算の練習が足りなかったかも
という感じかもしれません


それを思い出して
足し算に戻るのか という感じですけど、
このままやっとこ進んでも さらに進み具合いは遅くなり 
なんとか楽譜通りに弾けるけど うまくない
そんなプレーヤーになってもしょうがないので
先生を信頼&お任せして がんばって続けていくしかないな と思います


先生を変えたら オープンストリングやスケールのやり直しをさせられた
という話は読んだことはありましたし
戻る必要があるタイミングには感じます。


スズキブック2レベルだよなあと思って 2の曲を弾いてみると
去年やっと弾けていたような曲が より良く弾けるようにはなっています。
(3を弾いてきたから)
それでもまだまだで、
ああ 遥か遠い 三千里先 みたいな(笑)
(三千里って 一体 何キロなの?)


でも 楽しいです 本当に
チェロを弾いているときは他のことは一切考えず
今 その瞬間 を生きている気がします。


趣味的にこれまでいろいろやってみましたが、
弓を動かして音をつくる
これが今 性に合っていて 続きそうに感じます。