I ❤️ cello

アマチュア音楽活動 豪州のローカルの話題など

2台目のチェロに ヒビ発見!

レッスンの時に先生のお墨付きをもらって


嬉しくなって💕


1台目と並べて写真を撮っていたら
(2台目は長女のところに暫く置いてくるので)


本体の肩の辺りに小さいヒビがあるのに気づき!
片方から見た場合は気づかないんですが 別の側から見ると
細い線に気づきました。 
触ってみるとわかります。



こういう個人売買には値引き交渉は当たり前で
それを考慮して価格を付けたりするらしいので 
一応交渉してみたら ダメってことで 
(そのヒビとか細かいところを指摘できれば 交渉できたかも)


その価格帯のチェロを前日に充分試奏したばかりなので納得し
すんなり言い値を払いました。



ヒビを見つけてパニックになって(←大袈裟に書いてます;)
(致命的なヒビだとは思わなかったけれど)


先生に 写真を添付してメールを送ったり(夜分に申し訳ないです)


セラーには とてもいい状態だということだったのにハッピーではない と
写真とメッセを送ると


(先月)サービスに出した時にはなかった 
(ブリッジが微妙にズレていたり 本当に最近出したのかしら?)
そのヒビは演奏には影響ないもので よく発生しますよ。


という返事
(確かに 音に影響はない。プロレベルだったらあるかもだけど
よく発生するとは思えないが)


買った日に気づかなかった私の落ち度なんだろうなあ。
状態を見て買ったのだから。


(手のひらで撫でまわしてくれば気付いただろうけど、目視では気づかず
彼の素晴らしい演奏に気を取られ 細かいチェックはしなかった)


1時間くらい経ってから 先生から返信があり
「リハ中でした。このヒビには気付いているのかと思ってました。
小さいヒビで 修理代は大したことないでしょう。
その修理代を払っても 美しいチェロで今度充分使えますよ」


ああ よかった。。


払った金額では手に入らない音色だと思ったけど
新品でもそんなに高額なものではないので
劣化が始まったのかしら? とか 心配になったのでした。
(楽器のことはほぼわからない)


私の1台目のチェロには 多くの丁寧に修理された箇所があり
現在 素晴らしい音色を出しています。


修理やメインテナンス関係を検索していて 読んだ記事の中には 
弦楽器は100年経った頃からちょうどよくなる とか
ちゃんと作られたものは50年も経てばよく鳴るようになる とか
(一代でそれを実感するのは難しいわね)


まあ弦楽器がどれほど手が込んで 時間かけて作られている複雑なものなのか
関連記事を読んで勉強になりました。



楽器店に持って行くと
小さいヒビ と 使用/経過などによるニスがなくなった箇所
(楽器の縁が白っぽくなっている部分)も 修理が必要だと言われ 


演奏には今は影響ないが メインテナンスとしてした方がいいと言われ
修理することにしました。



1台目(右)ドイツ製 1890年代製作 やや細長い
2台目(左)イタリアンモデル 2014年製作



持ってみると 2台目はちょっと重く感じ
(1台目は軽めかも)


箱の厚みが違う
1台目(上) 123mm
2台目(下) 129mm




背中の丸みは2台目の方がカーブがあり 
仰向けに置いて縁を軽く押すとより揺れる



ブリッジは 仏 Despiau 社 3つ星(4グレードのうち最高)のマークがついていて
調べて見ると 170AU$
(1台目も同じブリッジが使われていることにその時気づいた、2年も使っていて
スタンプが裏側についているからだ)


細部に良いクオリティのものを使っていたようです




新品の弓がついてきましたが(一番安いものだろう)
普段使っている弓を持って行くことにして
弓ケースを注文しました。



新しい楽器を手に入れたことは それでも
以前 新しいファッションアイテムを手に入れてウキウキした時より
遥かにエキサイティングで嬉しいものです💕


チェロは身体によりかけて弾き その振動が直に伝わる楽器なので
なんか愛着が湧くんですよね。


タイタニックの音楽隊が 楽器とともに沈んだエピソードはわかる気がします。
私も 助からない と確信したら
最期まで弾き続けるかなあ。。。



夫は、私が新品を そして中古品を買った日に 
コーフンしながら喋りまくっているのを聞いて


「なんか 帰ったら 楽器がずらっと並んでそうw」
なんて言ってましたが、


楽器を買うのはこれでおしまい。
コレクションの趣味はないし
自分のお気に入りを2台見つけたので ずっと愛用していくと思います❤️🎻