私がメンバーになっているコミュニティオーケストラは、5年近く前に
大人の初心者が集まって演奏できる場があったらいいね　というコンセプトで
プロのバイオリニストさんがボランティアで始めました。

当時は初心者だったプレーヤーは中級レベルになり
中級レベルの人がメンバーになったりして人数が増え
今年から新たに初級グループを作ったという話です。
私は初級グループに入り、そのまま残って中級グループでも演奏しています。
（一番後ろに座って　笑）

それまでは、公園など野外施設でカジュアルにコンサートをすることはあったそうですが、
5月に初めて　ブラックドレスコードのフォーマルコンサートが行われました。

車で片道2時間近く　結構遠方で、
メンバーの一人（バイオリンプレーヤー）が　近くのAirbnbの一軒家を借りたといい、
他にチェロプレーヤーのカップルと　私たちと3組が前泊することになりました。

夕食が終わった後、
私は「今日はまだ練習していないので練習しないと　一緒にやりましょう！」
と声をかけたら
チェロのプレーヤーとコンサートの曲目を一緒に弾きました。
彼女は音大でピアノを専攻し、現在は小学校で音楽の教師をしているそうです。
弦楽器は興味があったものの　やっと始めたのが3年前といい
テンポはいつも正確で音もいいし、
彼女はグループの中で上手なプレーヤーの一人です。
（中級でも初心者っぽい人はいて　時間が合わず中級に来ている人もいる）

私にはまだ弾けない曲が数曲ありますが、
一緒に合わせて練習できてよかったです。
彼女のチェロをトライさせてもらったら、私のより音がいい！
お値段の差があるよな〜見た目も素敵だし〜
次は見た目と音で選びたいです。

コンサートは村のホールで行われ、けっこう地元の人たちも来ていたようです。
コンダクターのアンは曲の紹介をしたり、グループ結成のエピソードとか
彼女は明るくて楽しい人なので、観客にも笑いあり、私たちもリラックスするし
（特に緊張もしませんでしたが、一番後ろにいて観客は見えないし）
夫は　いいコンサートだった　と言います。

上のステージで演奏した人たちもいて、
チェロの年配の女性二人はリハーサルの時はいつも必ずセットで並んで座り、
テンポがズレるのも一緒だったりして、（笑）
一人は60前後、もう一人は70前後らしい。
リタイアされてから始められたのかな？　すごいなあと思います。
お二人はコミュニティオーケストラの活動を通して知り合い、
一緒に練習したり、コンサートに行ったり　親しくしているそうです。
他にも何人かシニアのプレーヤーがいて、励まされる思いがします。

そうそう　その二人のご婦人は
一緒に作ったのよ　という　なんかすごい広がっている黒いドレスを着用して
頭には大きな花のカチューシャをして、コンサートに花を添えていました。

私は去年9月に習い始めて、今年の2月に運よくコミュニティオーケストラに入れて
（他のところは　オーディションが必要とか中級以上で　私が入れるのはそこだけ）
5月にもうコンサートで演奏しているなんて　
夢のようだ！
と　コンサートが終わった後、数人のメンバーがアンにお礼や感想メールを送った中に
私もメンバーにメールを送りました。
（内容は、もっと他のことも盛り込んで）

アジア人メンバーは私一人なので、皆さんに顔と名前を覚えられているようで、
あなたのメールには感動したわ　とか　短期間でよく弾けるようになったわね　
と褒められたり、
この歳で褒められることは普段あまりないですから、
感動と喜びのコンサートになりました。

コンサートが終わった後は、
アンの知り合いの　70代でご自宅でバイオリンを制作している人のお宅へ移動し、
お庭でピクニックをして
その後は　彼のバイオリン制作について　メンバーがインタビューする形でお話を伺い、
それはとても興味深いものでした。

コンサートの曲目

Ring of Fire
Valse Elegante
Banuwa
The Ashgrove
Prince of Denmark's March
Shostakovich - Waltz No.2 from Suite for Variety Stage Orchestra
Bach Country Fiddles
Eleanor Rigby
La Rejouissance
St Anne's Reel
Flow Gently Sweet Afton
Legends of Glory
Yesterday
Prayer
Fanfare Minuet
Cannon (by Pachelbel)
Dos Fuegos
Edelweiss
Evening Prayer

曲目が多く、15分の休憩を入れて　1時間半くらいでしたか