I ❤️ cello

アマチュア音楽活動 豪州のローカルの話題など

モニークのワークショップ「チョップ」リズム テクニック

彼女は作詞作曲したり アレンジした曲を歌いながら演奏するチェリストで、
私たちのグループに指導に来てくださいました。


この(↓ 音声)シンプルなアメリカのフォークソングを 
楽譜なしで 耳で聞くだけで再生し、歌を歌ってテンポや音程を確認し、
ハーモニーや伴奏もいくつかのバリエーションを一通りやって、
自分が弾きたいパートを弾いて合わせていきました。
(私はコードを1音ずつ長く弾くだけの 最もシンプルなパートを選びました)


https://mail.google.com/mail/u/0?ui=2&ik=6608ff5b09&attid=0.1&permmsgid=msg-f:1701594825735709270&th=179d477a839ea256&view=att&disp=safe&realattid=f_kphkwfj80


その音声は数日前にコンダクターのアンから送られてきましたが、
準備はしてなかったのでいきなり本番で 
耳で聞き 彼女の演奏の動きから覚えなくてはなりませんでしたが、
耳と目で集中するのが目的のワークショップでした。


ギターやドラムのようなリズム感を出すのに弓を使い
(弦楽器を指で弾くとそう激しくなく 雨音のようなポロンポロンの優しい感じ)、
弓の根っこの部分を弦に対して斜めに当てて、
ギッと一瞬切る感じ(チョップ)の短い音でリズムをつけるやり方です。
(弓はそんなに傷まないという話)


「チョップ」リズム テクニックの動画 ↓



Cello Tips with Mike Block: "The Chop" Rhythm Technique


モニークは、
「楽譜から離れて スケールなんかも自分でメロディをつけてアレンジしてみたり、
歌ってみたり そんな風にすると楽しいですよ」


なるほどなあ〜


私も楽器を買ってしばらく先生が見つからなかった時、
シンプルに鳴らして適当にメロディを作ってみたりしてました。
(そんな楽しみをすっかり忘れてました)


個人レッスンではスズキブックだけを指導してもらっていて、
難しくなってきて、譜面の注意箇所を確認しながら練習しているけれど、
それからちょっと離れて、
チュートリアル動画を見たり(腕の動きを学ぶ)、
ただ聞いたり(音質 表現力にフォーカスする)も重要だなあと思いました。


考えてみたら、
外国語学習のときもまずは聞くことに時間をかけました。
聞き取れない言葉は話すことはできません。
楽器も聞いたことがないメロディを楽譜だけ見て再生するのは難しいです。


オーケストラ用の楽譜は、チェロパートだけではさっぱりどんな曲かわからないものもあり
音とテンポの確認くらいで、実際にリハーサルの時に ああこういう曲なんだ 
と聞きながら 周りの音に合わせて弾いていく 
ソロで練習するのとは全く違い、
その活動がすごーく楽しいですねえ。


チェロはクラシックばかり聴き慣れていましたが、
モニークの演奏を聴いて
ソロ演奏だけで、こんなにバラエティのあるリズムや音色が演奏できるんだ!
新鮮な驚きでした。